【2025年6月最新】新しくなったANAの国内線機内Wi-Fiを爆速レビュー   

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国内線
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2025年6月13日に、ANAの国内線における機内Wi-Fiサービス「ANA Wi-Fi Service」の大幅リニューアルがありました。

今回は実際に機内にてWi-Fiに接続して通信速度のチェックや動画・音楽サービスの試聴をして来たのでその様子をご紹介いたします。

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何がリニューアルしたのか

2025年6月13日付でANAから以下の発表がありました。

国内線・国際線機内Wi-Fiサービス 全クラス無料で動画視聴可能な高速インターネット環境へ|プレスリリース|ANAグループ企業情報

今回のリニューアル内容は通信帯域の大幅拡大です。これにより通信速度が大幅に向上し、制限されていた動画や音楽のストリーミング再生が可能になりました。

ダウンロードしていない映画や音楽はもちろんのこと、さらには多少遅延があるもののスポーツの生中継やYouTube Liveなども楽しめるようになります。

早速ANA国内線の機内へ

羽田空港に到着したANA国内線最大のB777-300

ということで羽田空港の第2ターミナルから国内線へと搭乗します。

ANAの国内線最大の座席数を誇る機材であるB777-300による運航で、インターネットの通信量が増えがちな夜7時頃の便、搭乗率は7割くらいでした。

今回はiPad Proを使って検証していきます。

接続方法は今まで通り

機内でインターネットに接続するまでの方法はこれまでと全く変わっていません。

  1. 機内モードのままWi-Fiの管理画面からANA-Wi-Fi-Servieに接続する。
  2. ANAアプリやブラウザから「http://www.ana-inflight-wifi.com」にアクセスする。
  3. インターネットを選択して、規約に同意したら「接続」する。

この方法でインターネットとの接続が完了します。接続にあたり、会員登録やメールアドレスの入力は一切ありませんでした。

機内Wi-Fiの速度を測ってみると

ANA国内線の機内で行った機内Wi-Fiのスピードテストの結果

接続が完了したのでgoogleのスピードテストを使って速度を確かめてみました。

結果は、通信のタイムラグを表すレイテンシが9 ms、ダウンロードが21.4 Mbps、アップロードが2.50 Mbpsとアップロード以外はかなり良好な数字であり、ストリーミング再生をするには十分な性能です。

場合によってはホテルのWi-Fiにも匹敵しそうな速度です。

実際に機内で使ってみた ①YouTube

ANA国内線機内Wi-Fiで再生するYouTubeの自動画質

ということで、YouTubeの動画をみてみます。画質の設定を「自動」にして再生してみると3秒ほどの読み込みで動画が始まりました。

自動での画質は360 pが選ばれたようで、特に停止することもなく順調に流れていました。

ANA国内線機内Wi-FiでYouTubeを再生する

そのあと段階的に画質を上げてほかの動画を見てみると、720p60ではやや読み込みに時間が掛かるものの、途切れず再生できました。

Full HDである1080p60だと重たく再生が始まるまでの読みこみにに10秒以上時間がかかり、再生が始まってからも、ところどころで読み込みのために止まってしまいました。

実際に機内で使ってみた ②Amazon Prime Video

ANA国内線機内Wi-Fiで再生すAmazon Prime Videoo

続いてはAmazon Prime Videoをみてみます。画質の設定は「最高」としてみました。

ANA国内線機内Wi-FiでAmazon Prime Videoを読み込む

読み込み時間は5~10秒以内とそこそこであり、急なスキップ操作をしなければ再生中に途切れることもありませんでした。

実際に機内で使ってみた ③u-next

ANA国内線機内Wi-Fiでu-nextを再生する

続いてはu-nextです。u-nextは地上のLTE回線でも、読み込みに時々時間が掛かる印象ですが機内ではどうでしょうか。画質の設定は上から2番目の高画質で再生してみます。

ANA国内線機内Wi-Fiで読み込み中のu-next

結果は読み込みには10秒程度要したものの、こちらも再生が始まってからは問題なく再生できるようです。

通常のwebサイト表示に変化はあった?

最後に通常のウェブページの表示を見ていきます。今回は画像データのあるニュースサイトを使って確かめました。

結果は1~2秒ほどで最初の読み込みが終わり、画像も含めて正常に表示されました。以前のWi-Fiに比べて表示の速度が上がっていると感じました。

飛行機に乗っているときに見たくなるFlightrader24やGoogle Mapなどの地図データを使う通信は以前のWi-Fiでは読み込みにかなり時間を要していましたが、今回はサクッと5秒足らずで完了しました。

おまけ:モニターなし機材のオーディオサービスは6月末で終了

ANA国内線B777-300の機内音楽サービスのプレイヤー

今回のリニューアルに伴って個人モニターのない機材におけるオーディオサービスは2025年6月末をもって終了することになりました。

対象となる機材は

  • B737-800(738)
  • B767-300ER(76P)
  • B777-300(773)
  • B777-200(ER)の一部機材(772)
  • B787-8(78P)
  • B787-9の一部機材(789)
  • A321-200i一部機材(321)

です。

数十年単位で機内に存在していたオーディオシステムが使われなくなるというのは1つの時代の節目であり、どこか寂しく感じるものです。

6月中ANAの国内線で上記機材の利用予定がある方は、さいごの機内オーディオを楽しんでくださいね!

さいごに

ANA羽田空港国内線カウンター付近の大型サイネージ

ライバル社JALでは昨年2024年10月に今回のリニューアルと同様のものが行われており、ANAがJALの水準に追いついた形となります。

日本国内線は距離が様々であり、東京から沖縄方面の路線や札幌ー福岡路線などではフライトタイムが3時間ほどと一部の国際線より長いうえに機内食等もなく時間を持て余しがちでした。

そんななか、高速の機内Wi-Fiが使えるようになれば動画視聴や目的地の探索など良い時間の使い方ができそうです。

あとは機内へのコンセントやUSB Type-Cの搭載が増えてくれればより快適なフライトとなりそうです。

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