今回は中国国際航空(エアチャイナ)を利用して福岡空港からシンガポールチャンギ空港への片道航空券にて移動しました。その際に、上海浦東国際空港にて乗り継ぎをしましたが、小さなアクシデントがあり、今後利用される方が同じ失敗をしないために共有いたします。
今回の旅程

今回福岡からシンガポールに向けた旅程は以下の通りです
- 福岡(FUK)午後3時55分(UTC+9)発→上海浦東(SHA/PVG)午後5時5分(UTC+8)着
ー翌日ー - 上海浦東(SHA/PVG)午前10時10分(UTC+8)発→シンガポール(SIN)午後4時00分(UTC+8)着
上海浦東空港での乗り継ぎ時間は17時間05分であり、暦日を跨ぐ24時間以内の乗り継ぎであります。
上海では到着後すぐにビザ免除で入国してプチ観光をした後、夜の11時ころに空港に戻って出国して制限エリア内にて空港泊をする予定でした。
何を失敗したのか
今回、様々な要因が重なり、到着日の夜に上海からシンガポール部分の搭乗券を入手できず、出国して制限エリア内に向かうことができませんでした。
さらにその際に無料トランジットホテルサービスの利用を希望するも、再び失敗しました。
ここからはその原因と望ましい対処法をお伝えしていきます。
無料トランジットホテル
中国系のFSC(フルサービスキャリア)の一部では中国国内都市において長時間の乗り継ぎをする旅行者に向け、無料でホテルの宿泊・朝食・送迎を提供しています。
今回利用した中国国際航空(エアチャイナ)では国内線・国際線のいずれにおいても提供しているようです。なお、利用クラスや出発地・目的地のエリアによってホテルのランクが変わるようです。
失敗その1:出発地(福岡)で搭乗券を受け取れなかった

今回、もともとは第1区間の出発地である福岡空港にてスルーチェックインして福岡ー上海と上海ーシンガポールの2枚の搭乗券を受け取る予定でした。
しかし、当日福岡空港ではグランドスタッフ業務の委託をうけているJAL系列のスタッフから「航空会社による規定のため、暦日をまたぐスルーチェックインは不可」との案内を受けました。
この案内を受けたのは搭乗の直前であり、もともとはスルーチェックイン出来るとの案内を受け、上海ーシンガポールの搭乗券が渡されていたにも関わらず、搭乗券が回収されて目の前で破られてしまいました。
さらに、搭乗券の回収後にスタッフから、上海空港に到着後すぐにトランジットカウンターか通常のチェックインカウンターで搭乗券が受け取れると案内を受けていました。
しかし、実際には到着後その両方のカウンターにて乗り継ぎ利用であっても、上海ですぐに搭乗券を渡すことはできないと言われてしまいました。
失敗その2:オンラインチェックインで搭乗券が出せなかった

エアチャイナの国際線では出発の36時間前から3時間前までの間、オンラインチェックインが可能とされていたので、この方法も試しました。
しかし、オンラインチェックインを完了させても搭乗券については出力できず ”Pick up at the counter”の表示が出てしまいました。
片道航空券だったための渡航書類の確認なのか、空港当局からの依頼なのか不明ですが、どうにもならないようです。
失敗その3:上海浦東空港のカウンターでも搭乗券が出せなかった

最後の望みをもって空港カウンターに向かい、「乗り継ぎ利用で制限エリア内で待機したい」という意図も伝えて搭乗券を出せないかきいてみました。
しかしながら戻ってきた回答は、乗り継ぎ利用であっても上海のカウンターではこの便の搭乗券は明日の朝5時頃にならなければ渡せないというものでした。
さらに、カウンターの責任者?の方からは「どうして福岡空港で渡して貰わなかったの?」ときかれ、回収された話をすると「福岡のスタッフは何をやってるんだ」といわんばかりの反応でした。
失敗その4:空港泊は諦めてトランジットホテルをきいてみるも、、、

いろいろ考えてみましたが、搭乗券を出す手段はなさそうであり、諦めてトランジットホテル利用を出来ないか相談してみます。ところが、この日はもう満室のようで事前予約なしでは案内できないと言われました。
さいごに

今回はエアチャイナのセカンドハブともいえる上海浦東空港にて乗り継ぎ利用をしました。
乗り継ぎカウンターさえあれば上海でも搭乗券を出せるだろうという希望的観測は外れ、乗り継ぎのルールは多種多様であることを改めて認識しました。
この点からも、乗り継ぎ先の搭乗券については可能な限り最初の出発地にて確保しておくことが円滑な乗り継ぎのカギとなりそうです。
また、今回は惜しくも利用できなかったトランジットホテルサービスについても改めて事前予約の上で利用してみたいところです。
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