ANAエコノミークラス 搭乗記 クアラルンプール→東京羽田 【NH886】

スポンサーリンク
KLIAのマレーシア航空ゴールデンラウンジサテライトに飾られたマレーシア国旗 国際線
この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

前後便イレギュラーで大混雑(ほぼ満席)となった午後2時に出発し夜10時に到着するクアラルンプール(KUL)→東京/羽田(TYO/HND)のNH886便での搭乗記をレビューします。

スポンサーリンク

チェックイン、、、しかしその前に

今回はKLCC付近のホテルに宿泊していたのでホテルを9時半ごろに出発して11時前に早入りします。あまりに早すぎに着いてしまいチェックインカウンターすら空いていなかったのでサマサマホテルのプライオリティパスラウンジに行きます。

PREMIER LOUNGE in SAMA-SAMA HOTEL

座席や空間の雰囲気はとても良いですが、フードやドリンクのメニューは1Fのsaphire loungeとほぼ変わりません。大きく異なるのは1階のラウンジではフード(タパス)の提供が2皿なのに対してこのPREMIER LOUNGEでは3皿提供されるあたりでしょうか。ドリンクはノンアルコールのソフトドリンクやコーヒー・紅茶系に加えて、タイガービールもフリーフローになっています。

詳細はまたプライオリティパスラウンジ総集編として掲載します。

今度こそチェックイン

PREMIER LOUNGEでくつろいでいたら、チェックインカウンターには結局出発2時間前の12時ごろにやってきました。クアラルンプールはモバイル搭乗券や自分で印刷した搭乗券が使えることもあり、さすがにこのタイミングはエコノミーの列でも数人が並ぶのみな程ガラガラなようです。

レーン数にはかなり余裕をもって設定されており、First class設定はありませんがDIA専用レーンは用意されています。特に書類の確認等もなく、すんなりとチェックインは完了します。 

DIAカウンター

出国審査と保安検査?を通過

KLIAのイミグレのコントロールや保安検査は特徴的なものとなっています。出国後と入国前のエリアが共通化されておりラウンジや免税店頭の使い勝手はとてもよくなっています。しかしその代償として保安検査をゲートごとで出発直前に行っているので、出国後で購入したとしても水のペットボトルを機内に持ち込むのがほぼ不可能になる他、ゲートに早めに行って待たなければならないといったデメリットがあります。

こうした事情もあり出国のペースはかなり早めであり、入国時に1度でも指紋の登録をしたことがあれば自動化ゲートも使用できます。有人での出国ならば長くて10分程度、自動ゲートなら1分未満で通過できます。

出国前の搭乗券確認エリア

出国後は大半のラウンジや搭乗口があるサテライト側へ移動する必要があります。なお、Priority Passでも使えるプラザプレミアラウンジはサテライトではなく出国側の建物(コンタクトピア)に位置しています。サテライトまでは関空やチャンギでも見られるようなトレインがあるのですが現在は改修中のためバスでの移動となります。

サテライトへのシャトルバス

ANA指定ラウンジ

KLIAのANA指定ラウンジは長らくプラザプレミアムラウンジでしたが数年前からOne worldメンバーであるマレーシア航空のラウンジ、”GOLDEN LOUNGE SATELLITE”が指定されています。このラウンジについては別記事で紹介しているのでぜひ下記リンクよりご確認ください。

保安検査と搭乗

本日のゲートであるC24搭乗口には出発時刻30分ほど前の12時40分に到着し、保安検査を受けるとちょうどGrope1の搭乗が始まったのでそのまま乗り込みます。

実はこの前日の同便が機材整備のため欠航になっていたためKLIAでANAが2機並ぶという普段は起こりえない状況が発生していました。このこともあってか、ほぼ満席での運行となっています。
本日の機材はB787-9 JA813Aであります。なお写真からもわかるようにこの機材は窓の日焼け?がひどくかなり黄色ががっています。CAさん曰くB787の電気シェードに起因する不具合のようでほかの機材でも見られる現象のようです。

KLIAで隣に並ぶ2機のANA

激しい状態での離陸

全乗客の搭乗が終わり、すべてのドアは定刻よりやや早く閉まりましたがなかなかプッシュバックが始まらず15分ほど待機させられます。後からCAさんから伺った話だと先述したもう一機のANA便が同時刻にほぼ同じ便名でフェリーフライトをするために管制官側が困惑してしまっていたようです。

熱帯は上昇気流が発生しやすく常に気流が悪いイメージがありますが、この日も例外ではなく離陸後は30分ほどはかなり強い揺れを伴った飛行となります。

上昇中見え続ける積乱雲

1度目の機内食

離陸から30分ほどが経過し、ようやく気流が安定してきたのでベルトサインが消え1度目の機内食に向けた準備が始まります。まずは20分ほどでお食事前のドリンクとおつまみ・国内線よりはちょっといいおしぼりのセットが配られます。なおクアラルンプールのようなイスラム圏へのフライトでは、おつまみはハラール対応のもののみが用意されています。

さらにそこから50分ほど経つとようやく機内食がやってきます。本日の機内食は洋食Bメニューの”チキンのパルミジャーナ トマトソース”です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前菜 コールスローサラダ
   スモークサーモン、ミックスレタス
   チェリートマト、キュウリ
麺 うどん、青葱、麵つゆ
サラダ ミックスサラダ、ドレッシング
ブレッド ソフトロール、バター
チーズ、クラッカー
ミネラルウォーター
デザート アイスクリーム 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うどんがあるのは日本エアラインの海外発の定番といえます。サラダのドレッシングやメインの味付けなど東京発の機内食には劣りますが、日本人の好みにそこそこ合った味付けです。
メニューの写真ではもう少しチキンがサクッとしているようにみえましたが実際はフニャフニャの衣だったのは少し残念ではあります。

一食目の機内食
アイスクリーム

満席近い座席のために機内食提供時間が長くなったこともあり、ちょうど食事を終えるタイミングで日没を迎え機内を夕日が照らします。左側A席はやや北寄りの西側に面しており夕日がよく見えます。
この時点で出発から3時間ほど経った日本時間午後6時ごろとなっており、ちょうどフライトの中間地点といったところです。

機内から眺める夕日

食後の機内

食事が終わると機内の照明が暗めに落とされしばらくのあいだ落ち着いた空気が機内に流れます。

暗めで落ち着いた機内

この状態でおおよそ2時間ほど過ごしていると到着1.5時間前の二回目のお食事(軽食)の時間となります。
本日の軽食は”サンドイッチ(ツナ)”であります。量は少なめですが、日本時間で午後9時ごろと考えると夜食として多くの乗客に適しているといえます。

到着前のお食事(軽食)

着陸

日本時間の午後9時すぎにはドリンクや免税品といったすべての機内サービスが終了し羽田空港へ向け降下を開始します。9時50分ごろに最終の着陸態勢に入り10時10分に羽田空港のRWY22に着陸です。
RWY22へはLDA Approachで降りたため、東京湾湾岸の夜景が非常によくみえます。

KUL便は同時間帯に到着するANA便が少ないのかT3のかなりいい場所(歩く距離の少ない110搭乗口付近)に到着し10分ほどで入国を完了できます。

総評

ANA便は海外発エコノミーでもおおむね美味しい機内食提供があり機内エンターテイメントも最新とは言わないまでも、距離も短く新しいめのモニター搭載で十分といったところです。
しかし、かなりの高需要のわりに羽田成田合わせて週10便程度なので週末のバルクヘッドやアップグレードはかなりの争奪戦となってしまうのが難点といったところです。
羽田には都内向けの終電には間に合う時間の到着であり首都圏在住者には便利な時間設定で弾丸旅行にも適しているといえます。一方地方在住者には翌日便での乗り継ぎとなるため、上記の混雑という観点と合わせて羽田便の増便を期待したいとも感じるフライトです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました