FLYING HONU プレミアムエコノミーでハワイへ【NH182】

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ANA Flying HONU(A380)のラーの前でHONU3匹が座ってラーを見つめている 国際線
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チェックイン

成田空港第1ターミナルのANA SUITE CHECK-IN, 通称Zカウンターの入り口  

今回はFlying HONU搭乗ということで遠路はるばる成田からの出発であります。成田空港名物Zカウンターは相変わらずガラガラであり、ESTAの申請が正常であればこちら側から登録や提示をすることなくスムーズにチェックインが完了します。
チェックイン後の専用保安検査場に直通した構造は国内のANAでは成田のZカウンターのみで受けられる特徴的なサービスです。前にも後ろにも人がいない場所での保安検査はかなりストレスフリーなものです。出国も全く並ばず保安検査と合わせても5分以内には完了します。

ラウンジで記念撮影

成田空港ANA SUITE LOUNGEから撮影したHONUとラニ(JA381A)の写真


HONUといえばホノルルでのラウンジからのダイヤモンドヘッドを絡めた撮影が有名ですが、スポットによっては成田のANA LOUNGEからでもなかなかいい写真が撮れるものであります。ということで到着便のブロックインを撮影してみるとちょうどいいポジションです。

ANA HAWAiiの看板であるFlying HONU(主にラー)のステッカー

何枚かラウンジでHONUの写真を撮っているとコンシェルジュさんから「よろしければ、、、」とHONUのステッカーを頂きました。
ラウンジ内での様子や食事の詳しいレビューは別記事にてご案内します。

ラニがANA184便(Flying HONU)に手を振っている
HONUが成田空港でANA184便(ラニ)をお見送りしている

今回はダブルデイリーの2便目のHONU運航便であるANA182便への搭乗のため一便目であるANA184便の出発はラウンジから見送ります。定刻通りであればこの184便をがゲートからいなくなったころに搭乗口へ向かい始めるとちょうど搭乗開始時刻辺りにゲートへ到着します。

ついにHONUへ搭乗、機内の雰囲気は?

ANAのフライングホヌ3号機であるラーの前でHONUがそろって座っている

今日の搭乗記はFlying HONUのなかで1番末っ子の3号機であるラー(JA383A)です。写真は17時頃に撮影していたため周りが明るいですが、搭乗時間帯には完全に真っ暗です。

HONUのラーがANA182便の搭乗口45番の前で搭乗開始を待っている

ラウンジから地下の連絡通路を5分ほど歩いた先にある45番ゲートより出発です。通常ANA国際線の羽田や成田での搭乗開始予定時刻は出発の30分前が設定されることが多いです。しかしHONUのばあいはその機体の大きさからか出発の45分前に設定されています。

HONUの2階建ての客室に対してこのゲートは3本のボーディングブリッジを1階に2本と2階に一本取り付けます。エスカレーターやら上り坂スロープはもうひとつの2階建てのB747でもみられないA380搭乗時の名物の一つともいえます。

ラーがANAのA380(HONU)の飛行機の中にある階段を上っている

HONUのプレミアムエコノミーは2階の最後方に位置するため、通常は2階のドアから入りますが今回は地上係員の方から「是非!」といわれたので一階のL1ドアから入り階段を上がって機内に乗り込みます。HONUが就航するまでANAでは最後の2階建て旅客機となっていたB747-400Dに比べると階段の幅が2倍ほど広く感じられ、HONUの大きさを改めて体感します。

ANA Flying HONU2階席にある隅健吾氏によりデザインされたモニター等のインテリア

HONUはB777-300ERの新仕様機や国内線のB777新仕様機である「722」と同じ時期に隈研吾氏のデザインとしてリリースされたため、それらの機材にベースのデザインは似ています。そのうえで壁面のデザインや個人モニターのインターフェイスがHONU仕様になっているというイメージであります。

ハワイの花飾り「レイ」をつけたHONU2号機のカイ

CAさんも本当にところどころに乗客の心を躍らせてくれるような仕掛けを作ってくれています。ハワイの花飾りである「レイ」を付けたHONUのぬいぐるみもあります。

プレミアムエコノミーの座席

ANA Flying HONUの2階席後方でビジネスクラスからプレミアムエコノミーを眺めた様子

長い長いビジネスクラス区画を通り抜けると本日搭乗のプレミアムエコノミーの座席が見えてきます。

ANA Flying HONU(A380)の2階席後方のプレミアムエコノミーの機内の様子

プレエコは2-3-2の配置でありひと昔前のビジネスクラスを想起させます。シートピッチはビジネスよりは狭めですが、リクライニングもかなり深く倒れ、睡眠が必要なほぼ深夜便の往路にはピッタリに感じます。
3号機ラーは2023年10月のハワイ線投入から搭乗時に半年もたっていないこともあり機内はとてもきれいで新築物件のような雰囲気を醸し出しています。

ANA Flying HONU(A380)の2階席に設置された座席横の荷物入れ

HONUに限らずA380の2階席でおなじみの窓側座席限定で設置された座席横の収納ボックスは使わないアメニティやヘッドフォンを入れるのにもちょうどよいサイズです。

ANA Flying HONU(A380)のプレミアムエコノミー席に備えられたアメニティーの概観

プレエコのアメニティはエコノミーと同じ枕と毛布のほかビジネスクラスと同じスリッパがセットされています。さらにハワイ線プレミアムエコノミー限定のお土産?としてHONU1号機のラニが描かれたビニールポーチ&エコバックが置かれています。

離陸後すぐに機内食

ANA182便(ラー)が成田から飛び立ったことを示すフライトマップ
現在地を示すアイコンや飛行経路の足跡の色がFlying HONU3号機ラー(JA383A)仕様に!

成田からは定刻10分前の午後9時20分にはゲートを出発し、少し待機しながらも9時40分にはハワイに向けて飛び立ちます。約1時間前に出発した184便のラニ(JA381A)を追いかけていきます。

ホノルル行きANA182便(Flying HONU)のプレミアムエコノミークラス機内で提供される機内食(洋食)

離陸から約30分後の午後10時10分頃(日本時間)から機内食のサーブが始まります。ハワイ線はANAの中で唯一エコノミーとは違うプレミアムエコノミー専用機内食が搭載されています。パンやクラッカーはエコノミーと同じですが主菜や前菜は陶器の食器の上に短距離ビジネスクラス風の料理が盛り付けられています。本日のお品書きはこちらです。
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前菜 プルドポークとマスタードポテトのサラダ、スモークサーモンとハーブソース
主菜 真鯛とキャベツのブレゼ ほろ苦い菜の花のソース
ブレッド、バター
フルーツ、おつまみ、クラッカー、チーズ、ミネラルウォーター
デザート ハーゲンダッツ バニラ
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前菜のサーモンにイクラが乗っているのは若干モダンジャパニーズのテイストといったところでしょうか。メインの真鯛は肉厚で菜の花のソースとよくあっており、前菜からメインまで白ワインが合いそうな味付けです。
ANAのプレミアムエコノミーは機内食を下げた後からビジネスのワインや日本酒の提供が始まるため、機内食と合わせるのはエコノミー用のワインしかないのがやや残念なところです。
この後、機内食を食べ終わるあたりのタイミングで到着前の食事としてマフィンと豆菓子の入った巾着のビニール袋が配られます。

仮眠タイムwith満天の星空

ホノルル行きANA182便(Flying HONU)の窓から見えた星空
真っ暗に見えますが、白く抜けているのが星々です

機内食が下げられると機内の照明が落とされ睡眠モードへと移行します。日本時間で大体午後11時くらいには眠りにつけるといったところです。ここから約3時間ほどは機内は暗いまま飛行が続きます。
一般的な1階建て飛行機に比べ、HONUの2階席では窓が若干上を向いていることもあってか星空がとてもきれいに見えます。撮影機材の関係上、写真では写っている星が少なめですが実際には天の川が見えるほど星々を鮮明にみることができます。
この日は流星群の極大に近い日であったため機内より流れ星までも見ることができております。

起床、着陸に向けた準備

ANA182便(Flying HONU)の前方方向が日の出を前にして明るくなってきている様子を機外カメラで眺める
午前6時50分頃になると真っ暗だった機外カメラの映像に変化が現れてきます。
ANA182便(Flying HONU)の機内からハワイの日の出を翼と共に眺める

3時間後の日本時間午前2時、ホノルル現地時間は午前7時となり、着陸まで残すところ1時間強といったあたりから機内の照明が段々と明るくなっていきます。窓から外を覗くと朝日で水平線付近や主翼がきれいに照らされている様子を見ることができます。
機内ではソフトドリンクやコーヒー等のパックをもってCAさんが巡回してサービスを提供してくれています。

ANA182便(Flying HONU)の機内が虹色の照明によって照らされる

残りのフライトタイムが1時間を切った午前7時30分あたりで、機内はレインボー照明に照らされハワイへの到着に向けてワクワク感が醸し出されます。

着陸、そこから入国審査は

ANA182便(Flying HONU)がハワイホノルル空港に着陸した。(ラニを眺める)

午前8時20分頃にホノルルのダニエル・K・イノウエ空港に着陸すると先を行っていた1号機のラニがお出迎えしてくれます。
そこから地上移動やファースト&ビジネスのお客さん待ちを経て8時35分ごろには降機できました。降機後イミグレまでは10分ほどの距離を歩き入国ブースでおよそ20~30分ほど並びようやく入国であります。
2024年3月時点では米国籍かそれ以外の選別しかなくESTA2回目以降の人向けのキオスクは見当たらず、グローバルエントリーを申請するかアメリカで子供を産むくらいしか列の回避方法はないようであります。
入国審査はアメリカとは思えないほど簡素なものであり、日本語で観光かどうかとホテルの名前を聞くだけで終わりあっけにとられるものであります。さらに同伴グループは一気にまとめて審査という驚きのハワイアンスタイルです。

おまけ 機内のHONU仕様

ANA Flying HONU(A380)オリジナルの機内マップでの3号機ラーからに染まる特別なマップ

機内モニターの中で選べるスカイマップはANAでは国内線320/321や722、78G、78K等でおなじみflight path 3Dですが、その様子はいつものマップとは全く違うHONU仕様となっています。ラニ、カイ、ラーのそれぞれのカラーになっているため本日は3号機ラーのオレンジタートルカラーであり、機内にも各機によって異なっているものがあると、それぞれ乗ってコンプリートしたくなるものです。
ついでにスターウォーズ機であったようなカードタイプの搭乗証明書があればより一層燃えますが、、、

最後に

Flying HONUのラニくんがハワイのワイキキビーチに立っている
Lani in Waikiki beach

今回は念願のHONUに初めて搭乗したわけですが、やはり路線の特性もあり機内はウキウキワクワクな雰囲気が醸し出されています。導入の経緯や運用コストを考えると一部の界隈では手放しには喜ばれなかったものの、やはりHONUには塗装のコンセプトも相まって特別感の高いものであります。コロナ前に機内で放送されていたHONU特別仕様の安全ビデオや降機ビデオも復活してほしいものです。
一方で路線のフライトタイム上睡眠時間が短くなってしまうのは厳しいところであり、対策としてはラウンジやPriority Passで利用可能な第2ターミナルの9h(ナインアワーズ)で仮眠するといったところでしょうか。食事もエコノミーであればPriority Passやラウンジ等で済まして置きすぐ眠るのが得策と思います。
とにもかくにもHONUには末永くいつまでも元気に日本とハワイの空を飛び続けてほしいものです。

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