【ANA ビジネスクラス THE Room】絶景オーロラを見ながらJFKへ(NH110後編)

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国際線
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就寝

機内食を食べ終え夕陽を見ながらカフェインフリーのハーブティー”ANAオリジナルブレンド mitoco”を飲みながら寝支度を整えます。

まずは機内貸し出しのパジャマに着替え、シートを倒します。シートを倒した時の上半身部分(通常時の背もたれ+座面)は従来のSTAGGERED座席より横幅がかなりワイドになっており、マットレスもオリジナルのものが用意されています。

寝具アメニティ

一番下のビニールをかぶったものが特殊な形状をしたマットレスで、信頼の西川製です。シートベルトを通すための穴もついており安心して使用できます。

その上においてある青色のクッションは掛け布団であり、広げて使います。こちらは丸八グループの日本国内の工場で生産されたものです。

枕は表裏で質感が違っており柔らかい羽毛ともっちりのウレタンを好みによって使い分けられます。

そしてThe Roomの最先端のテクノロジーはここからです。ベッドメイキングが終われば、座席モニターまたは画面付きリモコンから座席(ベッド?)をアクティブに振動させて飛行機の揺れを打ち消す”ノイズキャンセリング”機能をONにします。この機能はフルリクライニングの時のみ有効になりますのでもし座席を少しでも起こした際は再度設定する必要はあります。

最後に同じメニュー内で、枕元のライトを用いたサイレント目覚ましを設定すれば準備完了です。

ということでしばし眠りにつきますzzz

機内からあの景色が

就寝して数時間ほど経つとCAさんが起こしに来てくださいました。というのも、寝る前にもしオーロラが見えていたら起こしてほしいとリクエストしていました。窓に目を向けてみると、、、

しっかりとオーロラを眺めることができました。左右両側の窓どちらからも綺麗に見えており、想像以上の明るさです。特にビジネス区画は機内照明を落としてくれていたこともあり、iphoneのカメラでもきれいに写すことができました。

起こしてくださった際にCAさんがお目覚めの一杯をどうぞと言ってくださったので、グラスに入った冷たいスパークリングウォーターを片手に布団をかぶってオーロラを眺めるというひどく贅沢な時間を過ごします。

機内から眺めるオーロラ
目覚めの一杯(ペリエ)

かおるカボスで目を覚ましながら、さらにオーロラを見ながらくつろぎます。

真夜中のかおるカボス

機内探索

再び就寝する前にお手洗いに行った帰り見えたバーカウンターですがせっかくのモニターやANAらしい青色ライトは使われず、ドリンクも割とがさつに入れられていました。一応THE roomの紹介ページやシートマップに「バーカウンター」の記載は残っているものの、ただのギャレーとしてつかわれているようです。

というお小言を述べ、席に戻り再び就寝することとします。

余り活用されないバーカウンター

日の出&朝食

2回目の睡眠は約5時間ほど取りました。離陸後ちょうど10時間ほどで現在地はカナダのハドソン湾の南西近くです。このあたりで日の出となります。

朝日に照らされるGEエンジン

朝日を眺めながらのんびりしていると朝食(2回目の食事)がサーブされます。こちらは和食を選択しました。

こちらのメニューは

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小 鉢  野菜の煮しめ
主 菜  白甘鯛ちり蒸し、俵御飯
味噌汁、香の物

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甘鯛はゆずの香りがきいており、身も締まっていました。また煮しめに関しても、味付け食感共に良いものでした。和食はさすがANAケータリング工場というお味で、安心できます。食後にはフルーツと紅茶をいただき到着に向け身支度を少しずつ整えていきます。

2回目のお食事

着陸前にイーブイとの想い出

2回目のお食事が終わり、到着まで一時間程となり機内ではCAさんがイーブイを抱きかかえて各座席を回り記念撮影のサービスをしていました。さすがは世界のポケモン、日本人のみならず外国人からの人気も非常に高いようで皆さん喜んで撮影されていました。ということで、ラニ君も一枚”パシャリ”

イーブイとのツーショット

さらに気流も安定しており着陸まで時間があるとのことで、すぐ後ろのプレミアムエコノミーの座席を見学に行きます。プレエコとエコノミーはヘッドカバーがピカチュウジェット(JA894A)&イーブイジェットのオリジナルverとなっています。

すぐ後ろのプレエコもプチ探検

帰り際にせっかくなので右翼の入る写真も撮って帰ります。

R2非常口の窓より

イーブイとCAさんが全席をめぐり終えたあたりから記念品の入った封筒を配られます。ピカチュウ機長の木札とシークレットの荷物タグ風ステッカー、搭乗証明書の3点セットでしたが、今回は、、、シェイミのステッカーでした。

記念品セット

着陸&入国

シートベルトサインが付き座席を戻し着陸に備えます。

窓からはちょうどマンハッタン島やリバプール空港を眺めながら高度を下ろします。

上空より眺めるマンハッタン

なかなかの低高度で住宅密集地を飛び越えていきます。福岡のRWY34へのビジュアルアプローチを想起させる絵面です。

そして現地時間の9:51(UTC:14:51/JST:23:51)にRWY22Lへ無事着陸します。

低高度で越える住宅街

この滑走路からANAが使用するT7まではかなり距離があったので到着までは20分以上かかりました。

T7は国際線が少ないこともあり、入国では他便と被ることもなくビジネスの優先降機もあり、降機後およそ10~15分程度で入国できました。

総評

The roomの座席で気持ちの良い寝具や周囲を気にさせない扉のおかげで快適に過ごせました。イーブイジェットだったこともありエンタメ性も非常に満足できました。

77W新仕様機はThe roomの座席としての壁や空間の広さが注目されていますが、モニターの画質や大きさのみならずその機能性(高性能のマップや数多くのライト、シートの揺れノイズキャンセリング、フライトのスケジュール表示など)も前世代のSTAGGERED SEATから大いに改善されていました。

リリース後すぐにコロナ禍に突入したこともあり、改装機はそこまでの数はありませんが、コロナからの回復と共にこのシートを搭載した機数が増えていくことに期待します。

ラニ in Times square

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