今回は2026年1月にアシアナ航空にて済州島(チェジュ)からソウル(金浦)の区間で国内線を利用しました。短距離ながらビジネスクラスを利用しましたのでその際の様子をご紹介します。
路線:済州(CJU) → ソウル・金浦(SEL / GMP)
運航会社 / 便名:アシアナ航空 ASA / OZ8902
機材/機番:A330-323 / HL8282
座席クラス / 予約クラス:C / U
フライトタイム: 0 h 55 m
座席: 1G
利用ラウンジ:アシアナ航空国内線ラウンジ
人気すぎる済州島行き国内線

国内線というと、日本では新幹線の開通により減便や路線撤退、また赤字経営といったネガティブなニュースが思い浮かびます。
そして韓国では日本以上に新幹線(KTX)の開通の影響を受け、特に朝鮮半島内での路線数はかなり少なくなっています。
そんな中、10社以上の航空会社がこぞって運航するハイパー路線が残されています。それこそが今回ご紹介する首都ソウルとリゾート地チェジュ島を結ぶ路線です。
アシアナ航空はこのソウルーチェジュ路線にA330とA321を使用して1日計27往復54便を運航しています。早朝6時から夜9時を過ぎるまで1時間に3本ほど運航される異様なダイヤ設定です。
チェジュ国際空港へ向かう

チェジュ国際空港(CJU)は済州島市街地から数キロほどの立地であり、リムジンバスや路線バスが多く設定されています。今回は荷物が多くタクシー(Uber)を利用しましたが、概ね1000円以内でアクセスできました。
チェックインカウンターへ

アシアナ航空のチェックインカウンターは最も東側の端、GATE1から入ったDeparture A付近に位置しています。
チェックインは基本的にオンラインや自動キオスクですが、ビジネスクラスカウンターでは有人チェックインも行ってくれます。ビジネスクラスカウンターはスターアライアンスGOLD兼用です。
搭乗券はレシート紙に縦に印刷される独特なタイプです。日本のLCCも同じスタイルです。管理費が安いのでしょうか。

受託手荷物はハングル文字で行き先が印刷されます。荷物の優先扱いもあるようです。優先順位はビジネスクラス→スターアライアンスGOLD→一般の3段階に区別されています。
カウンターの対応は非常に丁寧であり、ラウンジに関する案内もありました。
アシアナ航空の国内線ラウンジ

済州空港のアシアナ航空国内線ラウンジは保安検査場の通過前にあるため注意が必要です。チェックインカウンターのすぐ横、やや奥まった場所に位置しています。

ラウンジはビジネスクラスやスターアライアンスGOLDの他、Priority Pass利用にも対応しています。

ラウンジはコンパクトな作りで、席数は100席程となっています。窓からは駐機場を眺めることができます。

フードは軽食としてお菓子が数種類用意されていました。お土産で渡されそうな食べきりサイズの韓国お菓子です。

ドリンクは韓国でよく見かけるHOLLYS COFFEEのコーヒーマシンが用意されていました。

ソフトドリンクは缶や紙パックでの提供となります。韓国茶やストレートのパインジュースなどクオリティも良いです。
ただし、アルコール類の提供は無いようです。
保安検査は混雑気味、、、

保安検査は旧式のレーンのため、そこそこ混雑します。AとBの2カ所の検査場がありますが、外国人はBのみ利用できるようです。

100 mほど離れていますが、道中に済州島名産のみかんを模ったオブジェなど楽しめる設備が散りばめられています。

保安検査通過すると直ぐに済州島の観光地レインボーロードを再現したモニュメントがありました。中規模空港で、ここまで楽しませる空港は中々ありません。

保安検査後のエリアにも簡単な飲食店やお土産店、セブンイレブンがあります。しかしラウンジ施設は無いので注意が必要です。
通常のゲートと思いきや、バス搭乗

搭乗開始は出発のおよそ30分前から開始です。ビジネスクラスとスターアライアンスGOLD会員向けに優先搭乗もあります。

本日の搭乗口11番を通過し、さっそく目の前の飛行機に乗り込みます。

と思いきや、なんとゲート通過後すぐに階段を下ろされ、なんとバスへと案内されました。

かなり詰め詰めの状態で、5分程バスで移動すると本日の機材へと到着しました。

本日の機材はA330-300です。かなり古い機材で、導入から20年近く経つ年輩飛行機です。
機内へ

タラップ車の階段を上り、機内へと足を進めます。

機内は2本通路でエコノミークラスの2-4-2配列に対して、ビジネスクラスは2-2-2の配列となっています。

ビジネスクラスは5列30席、シートピッチは58インチほどの広さであり、通路席でフッドレストを使用していなければ窓側席のアクセスも容易です。
座席のアメニティとして、クッションが備え付けられています。

本日の座席は最前列1Gであります。モニターは前の壁面についていますが、こちらは操作できない共用モニターのようです。
個人モニターは収納式で巡行中に取り出して使用できます。モニターサイズは通常15.6インチですが、それより若干小さくなっています。エンターテイメントの内容は地図の他ビデオや音楽がありましたが、国内線のためかラインナップは乏しいようです。
コンセント(ユニバーサルポート)は肘の下にある収納スペース内に、1席に1つずつ設置されています。飛行中問題なく充電等に使用できました。
リクライニングは電動であり、フッドレストやレッグレストなども個別に調整可能でした。

座席間にはバーテーブルも用意されています。

離陸後使用できる可動式パーテーションもついており、完全ではありませんが隣席の視線を遮られます。
朝日が差し込む離陸

まだ陽の上がっていない朝7時13分に飛行機はスポットから動き出しました。
チェジュ空港は比較的小さく、すぐに離陸できると思いきや、若干の機材トラブルがあったため午前7時33分に離陸しました。

離陸するとちょうど出て来たばかりの朝日が窓から差し込んできました。
離陸後は安定した飛行で、10分も経たないうちにベルトサインが外れました。
ドリンクサービスはエコノミーと同じ

ベルトサイン消灯から程なくして、ドリンクサービスが始まりました。
アシアナ航空の国内線では、エコノミー・ビジネスでサービス内容は共通のようです。
ミールやお菓子などの軽食は無く、数種類のソフトドリンクから好きなものを提供されます。
メニューは概ね以下の通りでした。
・オレンジジュース
・韓国茶
・コーラ
・ミネラルウォーター
・トマトジュース

紙コップでの提供となり、日系の国内線普通席と同じサイズかそれよりやや小さいサイズでした。(おそらく5 ozサイズ)
トイレは窓付き

ビジネスクラスのトイレは前方に左右1か所ずつ付いていました。R1のトイレは珍しい窓付きトイレです。

シェードを開くと、朝日が差し込んできます。
トイレは日系に並ぶ清潔さが保たれています。国際線のようなアメニティの歯ブラシはありませんが、シンク周りも整備されています。
およそ1時間のフライトで着陸

出発から40分ほど経過した午前8時過ぎに、最終の着陸態勢に入りベルトサインが点灯しました。

今日は南側からのアプローチのため、右手に漢江とソウル市街地を眺めての降下です。
降下時は特に揺れることもなく、安定した飛行で午前8時28分に滑走路32Lに着陸しました。

金浦空港はコンパクトな作りのため、着陸後すぐの8時36分に国内線ターミナルの8番搭乗口へ到着しました。
さいごに

今回は多くの航空会社・便数を有する韓国国内線をフルサービスキャリアのアシアナ航空で利用しました。
地上でのラウンジ・優先チェックインやイレギュラー対応はフルサービスキャリア(FSC)らしさがあるものの、機内でのサービスはビジネスクラスが座席のみの差別化であるなどあまりFSCを感じさせない内容でした。
しかし、その分価格についてもLCCとの差が少なく利用しやすいと感じました。
ソウルやプサンとはまた違う韓国らしさを存分に感じられるので、韓国好きの方はアシアナ航空の消滅まえに一度訪れてみてはいかがでしょうか。


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