【2025年6月】上海浦東の中国国際航空ラウンジNo.71を徹底レビュー

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国際線ラウンジ
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今回は2025年6月に、上海浦東国際空港(PVG)にある中国国際航空(エアチャイナ)が運営する「中国国際航空ビジネスクラスラウンジNo.71」を利用しましたので、その様子をご紹介します。

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ラウンジの基本情報

ラウンジの営業時間

ラウンジは午前5時から午後11時59分までの営業のようです。空港自体は制限エリア内外ともに24時間営業ですが、ラウンジは一旦クローズするため注意が必要です。

なお、近くにはPriority Pass対応の24時間営業のラウンジもあるようなので、活用したいところです。

ラウンジへの入室資格

上海浦東空港の中国国際航空ビジネスクラスラウンジNo.71の契約航空会社一覧

中国国際航空ビジネスクラスラウンジの主な利用資格は以下の通りです。

  • スターアライアンス加盟航空会社のビジネスクラス搭乗者
  • スターアライアンス加盟航空会社のファーストクラス搭乗者と同行者1名
  • スターアライアンス加盟航空会社に搭乗するスターアライアンスゴールド会員と同じ便を利用する同行者1名
  • 指定航空会社に搭乗し、招待を受けた者(ビジネスクラス搭乗者・上級会員など)

スターアライアンス利用者以外の詳細はエアチャイナへ直接お問い合わせください。なお、訪問時点ではスターアライアンス以外の航空会社はアメリカン航空(AA)、マカオ航空(NX)、フィンエアー(AY)でした。

スターアライアンスコネクティングパートナーの吉祥航空は上海がハブ空港であり、自社ラウンジを持っているようであります。

また、以前はPriority Pass(プライオリティパス)で利用できたようですが、現在はPriority Passでの利用は非対応となっています。

実際にラウンジを訪ねてレビュー

ラウンジへのアクセス

上海浦東空港の中国国際航空ビジネスクラスラウンジNo.71の案内板

ラウンジは中国国際航空をはじめ、スターアライアンス加盟航空会社の多くが利用する第2ターミナルの出国後制限エリア内に位置しています。

出国審査後、直進すると左側にあるエスカレータで1つ上の階へ上り、案内に従って進むとラウンジへ到着します。

受付はファーストクラス・ビジネスクラスラウンジ共用のものであり、チケットの確認後ビジネスクラス利用の場合は右側へと進みます。

ラウンジのフロア構造

上海浦東空港の中国国際航空ビジネスクラスラウンジNo.71のマッサージチェア

ラウンジは2フロアで構成されています。1階部分はバーカウンターとマッサージチェアのリラックスエリアから構成されています。

また一階の入口すぐ右手には鍵付きのクロークもあります。

上海浦東空港の中国国際航空ビジネスクラスラウンジNo.71の2回ラウンジエリア

2階部分はビュッフェコーナーやヌードルバーがあり、ラウンジエリアとして椅子が多く設置されてもいます。

上海浦東空港の中国国際航空ビジネスクラスラウンジNo.71のエスカレーター

ラウンジのフロア間の移動はラウンジ中央にあるエスカレーターで行えます。

なお今回は使用しませんでしたが、トイレとシャワールームについてもラウンジ内にあります。

ビュッフェ台の食事メニュー

今回は朝食メニューが提供される午前9時頃に訪問しました。ビュッフェ台に並ぶメニューの一例をご紹介します。

コールドミール用の冷蔵庫にはサラダ用の野菜やサンドイッチ・ブルスケッタが用意されています。

下の段にはティラミスやチョコレートケーキなどのデザートが4種類あります。

簡単な点心として、小さめの豚の肉まんです。焼売や餃子・小籠包などは少なくとも朝の時間には置かれてないようです。

中華らしい牛肉炒め(青椒肉絲に近い感じ)・ズッキーニの炒め物です。

こちらはピーマンのニンニク炒めと豚バラの煮込みものといったところでしょうか。

上海浦東空港の中国国際航空ビジネスクラスラウンジNo.71の冬瓜スープ

朝食用なのか優しい味がする冬瓜のスープです。

上海浦東空港の中国国際航空ビジネスクラスラウンジNo.71のおかゆ

また中国の朝食には欠かせないお粥もありました。

上海浦東空港の中国国際航空ビジネスクラスラウンジNo.71の洋食メニュ(ピザとハンバーガー)

洋食メニュー(アメリカ料理?)としてピザとビーフスライダー(小さなハンバーガー)もありました。アメリカン航空

このほかにも中華料理を中心に和食や洋食メニューも少しずつそろっており、盛り付けたものがこちらです。どの料理も街中の味とは違うながらも美味しく、ビジネスクラスラウンジとしてはかなり高めのクオリティです。

注文後に調理してくれるヌードルバー

ビュッフェコーナーの中にヌードルバーもあり、この時間のメニューは4種類ありました。

  • 上海式の麵料理
    • スパイシーポークヌードル
    • 四川風牛肉麺
    • 中華野菜焼きそば
  • 葱油拌麺(まぜそばや油そばのようなもの)

いずれのメニューも魅力的ですが、今回は牛肉麵をチョイスしました。オーダーを受けて調理してくれるようで、最大15分かかると書いてありましたが、今回は5分程で出来上がりました。

牛肉やスープは漢方を感じるスパイスが効いており、深みのある味わいです。丸ごと入ったチンゲン菜が良い味を出しています。辛さは抑えめであり、万人受けのよい味といえます。

上に載っているパクチーやネギ、魚醤などは最初はかかっておらずセルフでかける方式であり、苦手な方も安心して注文できます。

ビュッフェコーナーのドリンク類

ビュッフェコーナー内のドリンクは種類豊富です。ビールは缶ビールが2種類あり、金色の雪花ビール(シュエホアビール)と青色の燕京ビール(えんきょうビール)です。

どちらも中国国内では人気の高いメジャーな商品のようです。

デトックスウォーターやフルーツジュースがある他、エスプレッソマシンやスリランカの紅茶Dilmahのティーバッグが置かれていました。

お水はペットボトルのミネラルウォーターが2種類ありました。

1階のバーカウンター

バーカウンタにはさらに豊富なワイン類やスピリッツが置かれております。

スパークリングワインなどの泡系はありませんが、ワインは白ワインと赤ワインが2種類ずつ用意されています。それぞれ1種類ずつは中国の伝統的ワイナリーである長城葡萄酒で、もう1種類はフランス産ワインであります。

ウォッカやラムなどのスピリッツも豊富に取り揃えられています。

Wi-Fiは簡単に使えるようになった

ラウンジ内には専用のWi-Fiが提供されています。以前はWi-Fiを利用するために専用のキオスク端末でパスポートをスキャンしてパスワードなどを得る必要があったようですが、現在では掲示されたSSIDとパスワードのみを入力してすぐに使えるようです。

シャワールームやトイレも完備

今回は朝のフライトのため利用しませんでしたが、ラウンジ内にはトイレはもちろんシャワールームも数室あるようです。

上海の気候は湿度が高く、ムシムシした日も多いため、長距離の欧米路線前や午後のフライト前にはありがたい設備です。

搭乗口へのアクセス

搭乗口への距離はこのようになっており、搭乗口までは100 mから600 mの距離となっています。

ラウンジはちょうどターミナルの中央あたりに位置しています。そのため、どの搭乗口へもアクセスは良く、階下には動く歩道も設置されているため、楽に移動できそうです。

さいごに

上海の歴史的景観の残る観光地「豫園」

今回は中国国際航空のサブ拠点にあたる上海浦東空港のラウンジをレビューしました。ハブ空港出ないにもかかわらず、非常に広く、料理・設備共に必要なものが一通りそろった使いやすいラウンジでした。

同空港にはスターアライアンスコネクティングパートナーの吉祥航空ラウンジがありますが、そちらに比べて3~4倍の広さであり、利用者の密度が少なく快適に利用できました。

ヌードルバーをはじめとした中華料理は満足するメニューが多く、今後中国国際航空のラウンジを利用する際はランチやディナーの営業時間に訪れたいところです。

なお、今回はラウンジ利用後にこちらのフライトに搭乗しシンガポールチャンギ国際空港へ向かいました。その記事も是非ご覧ください。

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