【ANAビジネスクラス】欧米メニューを愉しみクアラルンプールへ【NH815】

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チェックイン

今回は直前の予約であったため座席は9H(いわゆる窓側の通路側席)しか取れておらず、オンラインチェックインで解放席1A狙でしたが、詳細不明のエラーによりオンラインチェックイン不可であったため、空港のカウンターへ行くまで座席が変更不可の状態でした。
少しでも早めに空港へ向かいZカウンターで聞いてみると、幸いにも窓側席である8Kに空きがあったためそちらへと変更であります。

ラウンジへ

今回は時間にゆとりがあるためラウンジホッピングを決行しました。別記事にてまとめましたので是非そちらにもお越しくださいませ。

搭乗口へ

出発まで1時間を切ったあたりでようやく搭乗口へ出発です。ラウンジからゲートへの道中ではさまざまな機体を見渡すことができ、そのなかのひとつとしてラニくんもお見送りしてくれています。

ANA815便クアラルンプール行きの搭乗口付近

本日の搭乗口、57Bに到着です。空港のマップで見るとかなり端っこにあるゲートですが、ANAラウンジからのアクセスは良く、5分ほどしか歩かずに済みました。
隣のゲートからほぼ同時刻にジャカルタ便が出発することもありゲート付近は日本人と東南アジアの方々で込み合っており、すでに海外気分であります。

ANA815便クアラルンプール行きの搭乗橋の別れ道

出発30分前を回ったあたりでボーディング開始となり、せっかくなのでGrope1で通過します。
本日の機材B787-9 であります。海外空港ではB787のような中型機はL2のみのボーディングブリッジ1つで運用されることも多いですが、日本では2本のブリッジがつながれており、運命の分かれ道(笑)であります。

ANA815便クアラルンプール行きビジネスクラスの機内の座席周りのアメニティ

本日の座席8Kはビジネスの前方ブロックの最後列でありトイレの横となっています。しかしながら、座席と通路の間にあるサイドテーブルや座席周りのパーテーションの効果もあり、トイレの音や待ち列が気になることは少ない席となっております。
座席には東南アジア路線ということでアメニティポーチはなく、スリッパと布団類のみの用意です。ヘッドフォンは音質は割と良いのですがノイズキャンセリング非搭載のため防音性・遮音性はいまいとつといったところであります。

ANA815便クアラルンプール行きビジネスクラスの機内で搭乗時に提供されるオレンジジュースと機内Wi-Fiのカード

着席後すぐにパーサーがあいさつを兼ねて上着を回収に来られます。その後にウェルカムドリンク(オレンジジュース or シャンパン)と2024年8月にようやくスタートしたビジネスクラス向け機内Wi-Fi無料使用のアクセスコードの書かれた名刺サイズのカードの配布が行われます。
ANAのウェルカムドリンクはわざわざ専用のスパークリングワインを用意していたことでやや悪名だっていましたが、最近ではシャンパンの提供が多いようです。

そうこうしているうちにエコノミークラスの搭乗も完了したようであり、ほぼ定刻通りに出発します。
離陸滑走路までの移動中外を眺めていると暗闇の中にFLYING HONU3号機のラーちゃんが現れ、お見送りをしてくれました。

プレオーダー限定、有名シェフ監修の機内食

ANA815便クアラルンプール行きビジネスクラスの機内で提供される機内食のメニュー

今回はインターネットから24時間前までのプレオーダー(事前予約)を利用しており、せっかくなので欧米路線向けの和食をチョイスしています。2024年秋シーズンは欧米路線のみ銀座奥田による監修を受けたスペシャルメニューであります。プリオーダー限定の他路線のメニューをチョイスした場合、アミューズとデザート以外のメニュー(前菜、小鉢、主菜、御飯)が特別メニューとして積載されます。といってもアミューズとデザートは路線が違ってもほぼ変わらないので、基本欧米路線のメニューそのものを体験できるといった具合であります。
なお、本日のメニューは以下のようになっております
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アミューズ 
ANAオリジナルナッツチリパイスティック、パストラミチキンとチーズ

和食
前菜 蟹身 帆立焼霜 金目鯛昆布〆 烏賊 若布 酢ゼリー掛け
小鉢 焼きあなご 菊花浸し
小鉢 鶏ごぼう隠元八幡巻き ひすい茄子 湯葉 胡麻酢掛け
主菜 かますエリンギ巻き 牛角煮
御飯 ごはん、味噌汁、香の物

デザート
プルミエマロン、チーズ、フルーツ
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ANA815便クアラルンプール行きビジネスクラスの機内で提供されたアミューズ

まずは和洋共通のアミューズであり、合わせたファーストドリンクはビジネスクラス搭載シャンパンとしてここ数年定番のシャンパーニュ・カステルノー・キュヴェ・ブリュット・レゼルヴをチョイスします。
アミューズには毎度おなじみのスティックが付いてきます。今季はパイ生地となっており食感がよく、味についてもナッツの香りが良くシャンパンによく合う一品です。パストラミチキンもスパイスの香りがよく効いており上品な味わいであります。

ANA815便クアラルンプール行きビジネスクラスの機内で提供された和食の前菜と小鉢

続いては前菜と小鉢2種が運ばれてきます。こちらは酢のゼリー掛けといった攻めのメニューであり、機内食の難点として代表される上空での味覚の弱まりや食材の乾燥のリスクを見事にカバーした一品であります。ゼリーの味付けや舌触りもよく食欲をそそります。

ANA815便クアラルンプール行き機内で提供される日本酒 南部美人

小鉢は一変してゴマの濃厚な香りを楽しめるしっかりとした味わいです。前菜に合わせて頂いた日本酒 南部美人がよくマッチします。

ANA815便クアラルンプール行きビジネスクラスの機内で提供された和食の主菜

前菜のサーブから30分以上経過したところで、いよいよ主菜の登場です。主菜はカマスと牛角煮の2種が一つのお皿に載っておりますが、それぞれの味が混ざらないよう紙で分けてくれています。カマスは肉厚であり、巻かれたエリンギとの相性も考えられた味付けです。牛角煮は繊細ながらもしっかりとした味付けで重めの赤ワインが欲しくなる味です。今回はもう一種の日本酒 惚誉 生酛仕込 純米大吟醸を頂きます。こちらは先ほどの南部美人とは対照的に深みのある味わいであり主菜との相性(特に角煮と)は抜群であります。
手前に並ぶ御飯は機内でおひつを使い炊いたものであり俵御飯などのお皿ごと機内で加熱した御飯とは全く別格の味わいであります。

ANA815便クアラルンプール行きビジネスクラスの機内で提供されたデザート

さらに主菜の20分後あたりでデザートと温かい飲み物を乗せたカートをもったCAさんがやってきます。デザートは和洋食共通でチーズ、フルーツ、ANAケータリング所属パティシエ特製ケーキ3種が用意されており、ケーキとフルーツをチョイスします。ケーキは秋らしく栗を使ったモンブランのような一品であり、甘さが控えめなのは日本発以外ではなかなか出会えない味です。
デザートを食べ終え、テーブルクロスを片付けてもらう頃には出発から3時間ほど経過した日本時間の午後8時30分あたりになっており、残るフライトタイムは4時間ほどとなります。

食後の愉しみ方

ANA815便クアラルンプール行き機内のスカイマップが台南付近にいることを示している

食事が片付けられると機内の照明は暗めにセットされ、右側には台南の夜景がきれいに見えるあたりであります。フルフラットシートを倒せば眠るにはもってこいの環境ですが、日が変わらないうちに到着する時間帯ということもあり、エンターテイメントを愉しむ人がそこそこいる印象であります。
食事(お好きな時にのアラカルト)のサービング時間も3時間弱は残っているため食後の夜食を追加でオーダーする選択肢もあります。小ぶりのビーガン一風堂ラーメンやサンドイッチ、チキンカレーなどの食事メニューに加えておつまみ、ショコラやハーゲンダッツなどのスイーツメニューと欧米路線には及ばないにしても、なかなかの充実したバラエティであります。

到着

ANA815便クアラルンプール行き機内のスカイマップがKLIAに着陸体制に入ったのを示す

到着の1時間前になると機内がやや明るくなり、クアラルンプール着路線の名物ともいえる殺虫剤散布が始まります。匂いがきついものではありませんが、気になる方には事前におしぼりを配っていたようです。
その後無事KLIA(クアラルンプール国際空港)に着陸し、ギリギリ日付の変わる前の午後11時55分頃にゲートに到着します。なおゲートはサテライトのゲートであり、メインターミナル(コンタクトピア)まではバス移動になっているため入国は日付が変わってすぐになります。

さいごに

KLIAに設置されたマレーシアの伝統の柄を模した撮影スポット

アミューズの後、前菜&小鉢二種→主菜&御飯といったサーブでありそれぞれの間(特に前菜と主菜の間)はかなりインターバルが開いてしまうのは良くも悪くもANAならではあります。(今回のような深夜でもない夜行便なら、ゆっくりお酒と合わせながら箸を進めるにはちょうど良いペースともいえますが、、、)
クアラルンプール行きは2024年9月から羽田の深夜便か今回利用した成田の夕方便のダブルデイリー運行が始まったところですが、特に羽田は乗り継ぎ需要も取り入れ非常に搭乗率の高い印象であります。今後は近隣の主要都市のように、羽田のお昼便を増えていけばレジャー利用の日本人にとってはさらに利便性の高まりそうであり、そのような将来に期待するところであります。

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