【ANAビジネスクラス搭乗記】THE Roomから眺めるオーロラ 羽田ーニューヨーク(後編)

スポンサーリンク
イーブイジエットNHの限定紙コップに入ったラニ ビジネスクラス
この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

2023年12月にANAのNH110便にて東京羽田(HND)からニューヨークジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)までの区間でビジネスクラス THE Roomに搭乗した際の様子をご紹介します。

特別塗装機イーブイジェットNHでの運航でした。

この記事は後編になるので、前編をまだご覧になっていない方は是非そちらから御覧ください。

路線:東京羽田(TYO/HND) →ニューヨーク ジョン・F・ケネディ(NYC/JFK)
運航会社/便名:全日本空輸 ANA / NH110
機材 / 機番:B777-381ER / JA784A
座席クラス / 予約クラス:C / B(I)
フライトタイム:12 h 02 m
座席:11A
利用ラウンジ:ANA SUITE LOUNGE

スポンサーリンク

就寝

機内食を食べ終え夕陽を見ながらカフェインフリーのハーブティー”ANAオリジナルブレンド mitoco”を飲みながら寝支度を整えます。

まずは機内貸し出しのパジャマに着替え、シートを倒します。シートを倒した時の上半身部分(通常時の背もたれ+座面)は従来のSTAGGERED座席より横幅がかなりワイドになっており、マットレスもオリジナルのものが用意されています。

ANA110便ビジネスクラスの座席に置かれたアメニティ
寝具アメニティ

一番下のビニールをかぶったものが特殊な形状をしたマットレスで、信頼の西川製です。シートベルトを通すための穴もついており安心して使用できます。

その上においてある青色のクッションは掛け布団であり、広げて使います。こちらは丸八グループの日本国内の工場で生産されたものです。

枕は表裏で質感が違っており柔らかい羽毛ともっちりのウレタンを好みによって使い分けられます。

そしてThe Roomの最先端のテクノロジーはここからです。ベッドメイキングが終われば、座席モニターまたは画面付きリモコンから座席(ベッド?)をアクティブに振動させて飛行機の揺れを打ち消す”ノイズキャンセリング”機能をONにします。

この機能はフルリクライニングの時のみ有効になりますのでもし座席を少しでも起こした際は再度設定する必要はあります。

最後に同じメニュー内で、ライトを用いたサイレント目覚ましを設定すれば準備完了です。

ANAビジネスクラス畿内で寝るラニ

ということでしばし眠りにつきますzzz

機内からあの景色が

暗めの青い照明がついた夜間のANA110便のビジネスクラス機内

就寝して数時間ほど経つとCAさんが起こしに来てくださいました。というのも、寝る前にもしもオーロラが見えていたら起こしてほしいとリクエストしていました。もしやと思い窓に目を向けてみると、、、

ニューヨーク行きANA110便の機内から眺めるオーロラ
機内から眺めるオーロラ

しっかりとオーロラを眺めることができました。左右両側の窓どちらからも綺麗に見えており、想像以上の明るさです。

特にビジネス区画は機内照明を落としてくれていたこともあり、iphoneのカメラでもきれいに写すことができました。

ANA110便で夜間に提供されたスパークリングウォーター
目覚めの一杯(ペリエ)

起こしてくださった際にCAさんがお目覚めの一杯をどうぞと言ってくださったので、グラスに入った冷たいスパークリングウォーターを片手に布団をかぶってオーロラを眺めるというひどく贅沢な時間を過ごします。

ANA110便のビジネスクラスで提供されるかおるかぼす
真夜中のかおるカボス

かおるカボスで目を覚ましながら、さらにオーロラを見ながらくつろぎます。

ANA110便ビジネスクラスで軽食として提供されたフルーツ

小腹が空いたので軽食として搭載されていたフルーツを頂きました。

機内を探索

ANAのB777-300ER新機材のビジネスクラス用バーコーナー
余り活用されないバーカウンター

再び就寝する前にお手洗いに行った帰り見えたバーカウンターですがせっかくのモニターやANAらしい青色ライトは使われず、ドリンクも割とがさつに入れられていました。

一応THE roomの紹介ページやシートマップに「バーカウンター」の記載は残っているものの、ただのギャレーとしてつかわれているようです。というお小言を述べ、席に戻り再び就寝することとします。

日の出&朝食

アメリカ上空で日の出を迎えたANA110便
朝日に照らされるGEエンジン

2回目の睡眠は約5時間ほど取りました。離陸後ちょうど10時間ほどで現在地はカナダのハドソン湾の南西近くです。このあたりで日の出となります。

朝日を眺めながらのんびりしていると朝食(2回目の食事)がサーブされます。こちらは和食を選択しました。

到着前の機内食(朝食)

小鉢:野菜の煮しめ

主菜:白甘鯛ちり蒸し、俵御飯

味噌汁、香の物

ANA110便ビジネスクラスの朝食(2回目の機内食)
2回目のお食事

甘鯛はゆずの香りがきいており、身も締まっていました。また煮しめに関しても、味付け食感共に良いものでした。

ANA110便ビジネスクラスの和朝食のメイン

和食はさすがANAケータリング工場というお味で、安心できます。食後にはフルーツと紅茶をいただき到着に向け身支度を少しずつ整えていきます。

空気の澄んだ冬のアメリカ上空をとぶANAのB777-300ERの主翼

食事を食べている間にすっかり日も登っていました。

着陸前にイーブイとのおもいで作り

イーブイジエットNHのイーブイとラニ
イーブイとのツーショット

2回目のお食事が終わり、到着まで一時間程となり機内ではCAさんがイーブイを抱きかかえて各座席を回り記念撮影のサービスをしていました。

さすがは世界のポケモン、日本人のみならず外国人からの人気も非常に高いようで、喜んで撮影されていました。ということで、ラニ君も一枚”パシャリ”

イーブイジエットNHのオリジナルヘッドカバー
すぐ後ろのプレエコもプチ探検

さらに気流も安定しており着陸まで時間があるとのことで、すぐ後ろのプレミアムエコノミーの座席を見学に行きます。プレエコとエコノミーはヘッドカバーがピカチュウジェット(JA894A)&イーブイジェットのオリジナルverとなっています。

イーブイジエットNHの搭乗者に配られる搭乗証明書と記念品
記念品セット

イーブイとCAさんが全席をめぐり終えたあたりから記念品の入った封筒を配られます。ピカチュウ機長の木札とシークレットの荷物タグ風ステッカー、搭乗証明書の3点セットでしたが、今回は、、、シェイミのステッカーでした。

イーブイジエットNHの限定紙コップに入ったラニ

また写真ばかり撮っていたからか、「よろしければこちらも…」とエコノミークラス用のポケモン塗装機限定の紙コップをいただきました。

着陸&入国

さて、出発から11時間あまり経ったアメリカ東部時間の午前9時すぎにシートベルトサインが付いたので、座席をもとの位置に戻し着陸に備えます。

日が昇ったアメリカ上空を飛行するANA110便
上空より眺めるマンハッタン

窓からはちょうどマンハッタン島やリバプール空港がみえました。

ニューヨークJFK空港に向けて降下するNH110便
低高度で越える住宅街

なかなかの低高度で住宅密集地を飛び越えていきます。福岡のRWY34へのビジュアルアプローチを想起させる絵面です。

ニューヨークJFK空港に着陸直前のANA110便

そして現地時間の9:51(UTC:14:51/JST:23:51)にRWY22Lへ無事着陸します。この滑走路からANAが使用するT7まではかなり距離があったので到着までは20分以上かかりました。

T7は国際線が少ないこともあり、入国では他便と被ることもなくビジネスの優先降機もあり、降機後およそ10~15分程度で入国できました。

総評

ニューヨークのタイムズスクエアにいるラニ
ラニ in Times square

The roomの座席で気持ちの良い寝具や周囲を気にさせない扉のおかげで快適に過ごせました。イーブイジェットだったこともありエンタメ性も非常に満足できました。

77W新仕様機はThe roomの座席としての壁や空間の広さが注目されていますが、モニターの画質や大きさのみならずその機能性(高性能のマップや数多くのライト、シートの揺れノイズキャンセリング、フライトのスケジュール表示など)も前世代のSTAGGERED SEATから大いに改善されていました。

リリース後すぐにコロナ禍に突入したこともあり、改装機はそこまでの数はありませんが、コロナからの回復と共にこのシートを搭載した機数が増えていくことに期待します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました