【シンガポール航空ビジネスクラス搭乗記】短距離でも快適スタッガード シンガポール→バンコク 

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国際線
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今回は2025年3月に、シンガポール航空SQ706便のビジネスクラスを利用して、シンガポールチャンギ国際空港(SIN)からバンコクスワンナプーム国際空港(BKK)までの区間に搭乗した際の様子をご紹介します。

路線:シンガポールチャンギ(SIN)→バンコクスワンナプーム(BKK)
運航会社/便名:シンガポール航空/SQ706
機材/機番:A350-900/9V-SHM
座席クラス/予約クラス:C/I
フライトタイム:1 h 56 m
座席:20A
利用ラウンジ:シルバークリスラウンジ(ビジネス)

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バンコク便に積極的なシンガポール航空

バンコクスワンナプーム国際空港のシルバークリスラウンジで提供されるシルバークリススリングBKK

シンガポールーバンコク間は非常に多くのシンガポール航空運航便が設定されており、1日6便の高頻度運航となっています。同路線ではこのほかに傘下LCCのスクートやスターアライアンス加盟のタイ航空による便をはじめとして多くの航空会社が運航しています。そんな中シンガポール航空は他社顔負けのシートやサービス、さらにはバンコク側にも自社ラウンジを置くなどしてより上質な体験を提供しています。

エアインディアからのスルーチェックイン

エアインディアで到着したチャンギ空港ゲートF37

シンガポール航空はチャンギ空港では第2ターミナルと第3ターミナルの2か所を利用しています。本日のバンコク便ではターミナル2を利用します。なお今回はムンバイ空港からエアインディアの便で到着した後の乗り継ぎであり、暦日を跨いでいるものの問題なく搭乗券の発券および受託手荷物のスルーはできました。

チャンギ空港のシンガポール航空チェックインカウンター

ムンバイからの前便は夕方に到着したので入国して少し観光した後、夜11時頃に再び出国しました。その際念のため新しい搭乗券を受け取るためにカウンターを訪れました。シンガポール航空のビジネスクラスは3番カウンターでありスターアライアンスゴールドとは分けられたカウンターが用意されています。
チェックイン後は自動レーンにて待ち時間無しで出国できます。

世界トップレベルのシルバークリスラウンジ

ターミナル3のシンガポール航空シルバークリスラウンジ

チャンギ空港のスターアライアンス航空会社により設置されたラウンジはシンガポール航空のラウンジのみです。シンガポール航空のラウンジにはファーストクラス用・ビジネスクラス用・スターアライアンスゴールド会員用の3種類があり、本日はビジネスクラス用のシルバークリスラウンジを利用します。シルバークリスラウンジはターミナル2とターミナル3に一か所ずつありますが、現状ターミナル3のラウンジが新しく広く設備も充実しています。

シンガポール航空ビジネスクラス用シルバークリスラウンジのカプチーノ

今回は乗り継ぎ利用で、且つ出発が早朝のため24時間営業の同ラウンジにて深夜から仮眠して登場しました。朝起きるとバーカウンターにてバリスタサービスが行われており、カプチーノをお願いしたところシンガポール航空のロゴ入りで提供してくれました。

電車に乗って搭乗口へ

シンガポールチャンギ国際空港のスカイトレイン

本日の搭乗口はターミナル2の端にあるF42です。ターミナル3のシルバークリスラウンジからはSKY TRAINに3分ほど乗ったあとそこから10分少し歩いてようやく到着しました。

SQ706便のゲートF42

ゲート手前で保安検査が行われるため、免税店の許可された袋に入れられたものを除いて、出国後に購入したり給水したりしたものも通過できないことに注意が必要です。ゲート到着がファイナルコール前であったこともあり、並ばずすぐに通過できました。

SQ706便に使われるシンガポール航空A350

本日の機材はA350-900となっています。シンガポール航空は中距離・長距離・超長距離の3種類のA350を保有しており、この便では中距離仕様の機材が充てられています。

機内へ

シンガポール航空ビジネスクラスのウェルカムドリンク

機内に入るとCAさんから素敵な笑顔で挨拶をされ、搭乗券の確認を受け座席へと向かいます。座席につくとおしぼりとウェルカムドリンクを持ってきてくれました。ウェルカムドリンクは朝早いこともありオレンジジュースを頂きます。
しばらくすると機内食のリクエストを確認されましたが、今日は3種類用意された食事のうち第1希望のキャロットケーキは既に売り切れのようで代わりに「ロティジャラ・チキンカレー」をチョイスしました。

シンガポール航空ビジネスクラスの機内

一番グレードの低い中距離仕様とはいいつつも、1-2-1のスタッガード配列の座席となっています。本日の座席は20Aの窓側席となっています。座席まわりは流線形の壁によって囲まれており、プライベート感が高い座席です。また内側の壁にはクッション素材が張られており寄りかかって利用することもできます。
読書灯は座席に3つ、天井に1つの計4つも装備されており目的や座席のポジションによって使い分けが可能です。

シンガポール航空ビジネスクラス座席の収納スペース

またサイドテーブルの後方には扉付きの収納スペースがあり、ユニバーサルポート(コンセント)が1口とUSB-Aのポートが2口設置されています。

シンガポール航空ビジネスクラスのノイズキャンセリングヘッドフォン

収納内にはノイズキャンセリング付きの高性能ヘッドフォンが入っています。

シンガポール航空ビジネスクラスの座席に設置されたペットボトル(飲用水)

短距離線ですがペットボトルの飲用水があらかじめ座席に置かれていました。

シンガポールらしさが溢れる安全ビデオ

シンガポール航空の安全ビデオ

シンガポール航空の安全ビデオはCAさんがシンガポール各地の名所をめぐりながら、落ち着いた雰囲気で案内する仕様です。シンガポールの美しさが凝縮された映像で、見ていると近いうちにシンガポールに戻ってきたいと思わされる映像でした。

チャンギ国際空港を離陸するシンガポール航空A350

シンガポールではピーク時間の混雑のためかタクシー・離陸の待機に時間が掛かり、定刻午前7時5分から30分以上経った午前7時46分にチャンギ空港を離陸します。

マレー料理の機内食

シンガポール航空ビジネスクラスの機内食、朝食「ロティジャラ」

機内食はメインのプレートとフルーツ、ブレッド、ヨーグルトが提供されます。 
メインのロティジャラはマレーシアの伝統的な朝ごはんメニューであり、ココナッツミルクの香りとターメリックの黄色が特徴的なクレープといったところです。チキンカレーと一緒に食べるようであり、多くの日本人にも親しみやすい味となっています。ホテルビュッフェで人気な朝カレーですね。やや重いような気もしますが、スパイスの香りがよかったおかげか完食できました。また、デザートのフルーツも味・硬さ・鮮度のどれも良く美味しい状態でした。

シンガポール航空のビジネスクラスで提供されるシャンパン

ドリンクはシャンパンやワイン、カクテルなど多くのアルコールやTWGの紅茶、コーヒーなど多く揃っています。朝なのでオレンジジュースとコーヒーを頂きます。シンガポール航空ではビジネスクラスでもカフェラテやカプチーノなども用意されております。機内にて目が覚めてきたこともあり、折角なので1杯だけ朝シャンを頂きました。

トイレ内のアメニティ

シンガポール航空A350のビジネスクラスのトイレ

ビジネスクラス用のトイレは4つ用意されています。トイレ内の洗面台には紙タオルとティッシュの他、使い捨ての布製ハンドタオルが置いてある贅沢仕様です。

シンガポール航空ビジネスクラス用トイレ内のアメニティ

また、トイレ内の引き出しには歯ブラシとシェーバーが入っています。

無料で使える機内Wi-Fi

シンガポール航空の機内Wi-Fi接続画面

シンガポール航空ではビジネスクラス以上の搭乗者またはクリスフライヤー会員(マイレージ会員)に対して無料で機内インターネットサービスを提供しています。特にクリスフライヤー会員は登録・年会費無料であるため、基本的には誰でも無料でWi-Fiが利用可能の超太っ腹サービスです。
機内ではWi-Fiに接続後、アプリや個人モニターに出てくるURLから認証をするだけで簡単に接続できました。

入国の優先レーン(があるらしい)

バンコクスワンナプーム国際空港に着陸するシンガポール航空のA350

離陸から1時間40分ほどの現地時間午前8時42分にスワンナプーム国際空港に着陸します。

バンコクスワンナプーム国際空港に駐機するANAのB787-8

着陸後ゲートに向かう間にANAのB787-8が2機とまっているのが見えました。羽田発の深夜便2便と思われます。着陸からは10分足らずでゲートへと到着しました。

バンコク・スワンナプーム国際空港のイミグレーション待ち時間を示す電光掲示板

到着後5分ほど歩くとイミグレの待ち時間を示す掲示板があり、この時間は外国人レーンもほぼ並んでいないようです。入国審査のレーンは2,3か所あるようなので混んでいるときは別のレーンに行くのがバンコク攻略法ですね。ビジネスクラス用のFast Trackもあるようですが、今一つどこに並ぶのか分からずそもそも一般レーンにも列がなかったので今回はパスします。

シンガポール航空のバゲージクレーム

バゲージレーンにはわかりやすいようにシンガポール航空のボードが設置されていました。

さいごに

バンコクの名所、ワットプラケオ(エメラルド寺院)

今回は隣国を結ぶ1時間40分の便ということで日本人としては東京ソウルを想起する路線でした。しかし、シンガポール航空では東京ソウルでは中々見られないような快適なシートや豊富な機内食の選択肢などの素晴らしい点が多くありました。今回は残念ながら機内食の売り切れもあったため、次回以降は事前予約のBook the Cookを利用したいところです。

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