この記事は2023年12月中旬のラウンジ利用に基づいた情報です。
入口
空港到着後、まずはチェックインの際にラウンジのインビテーションをもらいます。
その後TSA(保安検査)通過後突き当りを折り返した場所にある階段で、1つ上のフロアに上がるとアラスカ航空ラウンジの横に、今回使用するHORIZUNS LONGEがすぐ目に入ります。

入口ではANAの日本人グランドスタッフが受付業務をしていますので、インビテーションを渡して入場します。
このスタッフはANA係員のため、当日のアップグレードや座席の変更、到着後に国内線乗り継ぎをする際などの対応をしてくれます。まるでANAラウンジのような利便性であります。
ラウンジの雰囲気

ファーストラウンジは利用対象者がファースト搭乗者・ダイヤモンドメンバー・200万マイラーおよびその同行者に絞られてるためラウンジ内はかなり静かで落ち着きのある空間となっています。
昼行便のNH109便に関しては同じ時間帯に当ラウンジへのインビを発行する他社便はおそらく設定されていないため、ラウンジのスペースに対して利用者は本当に少なく空いています。
一方で食事や飲み物に関してはビジネスクラスラウンジと特段の違いはないようです。
フードとビバレッジ

食事はホットミールとして煮込み料理やカレー、ふかし芋のようなものなどが5種類ほどあります。

コールドカットとしてはレタスやミニトマトといった生野菜のほかオリーブ等もあり、このほかにはクッキーやチップス、チョコレートといったスナック類もあります。
真っ昼間に出発するNH109便であれば、ビジネスやファーストの機内食の前菜として軽くつまむにはちょうどいい健康的なメニューが多い傾向にあります。

ドリンクは非常に種類は豊富です。定番物からアメリカらしいものまでそろっております。

ワインは以前のBAラウンジのころはシャンパンを置いていたと聞いていましたが、現在はラウンジのシャンパンとしておなじみのポメリーによるCharles LAFITTE BRUT PRESTIGEのスパークリングワインが置いてあります。
このスパークリングワインは香りがよく、質の高い味でした。

このほかにもバーカウンターにあるものだけでも赤が4種類と白2種類、ロゼとポートワインといった充実ぶりです。

ビールはハイネケンやアサヒスーパードライのほか、非常に軽い味でで有名なCoors LIGHTや日本でも稀にみるブルックリンラガーといった顔ぶれです。
国内ANA系では見られないノンアルコールビール(ハイネケン)も用意されています。
この後これらに加えブルックリンのIPAも追加されていました。

さらにこれらに加えて書斎のようなワイン部屋がありそちらにはより多くのものが置いてあります。
国内外含めてもこれだけの充実ぶりはなかなか見られないところです。

ノンアルコールのソフトドリンクはコカ・コーラやスプライト、トニックウォーターなど一般的なラインナップです。

水が瓶詰なのは日本国内にはあまりない珍しい形です。ペットボトルを使わないというSDGsの一貫なのでしょうか。
座席や全体イメージ
ラウンジはエントランスからつながるメインルーム、アルコールやソフトドリンクが置かれたバーテーブルのある部屋、そして先述したワイン部屋の3部屋で構成されます。
メインルームは机のあるダイニング席とソファーのみのリラックスエリアに分かれております。バーテーブルの周囲をいくつかの小さなテーブルと座席が囲んでいます。
ワイン部屋にはカウンターが数席とバーテーブル周囲と同様の小さめな机が2つ設置されています。
トイレやシャワールーム
トイレはラウンジ内に設置されており綺麗に清掃されていました。
シャワールームについても設備としてあるものの、ANAが使用する時間帯は稼働していませんでした。
復路のNH109/159は14時間を超える長距離便のため、特に22時頃に出発するNH159利用の場合は空港内にシャワーがないのはつらいところです。
さいごに
ANAが現在利用しているニューヨークJFKの第7ターミナルは小さなターミナルのため免税店やレストランの数は少なく、混雑はしにくいものの暇をつぶす時間が少ないのが現状です。
そんな中、ANAが(ほぼ)独自でラウンジを運営してくれていること自体はありがたいのですが、ユナイテッド航空のビジネスクラス専用ラウンジである「ポラリスラウンジ」等と比べるとやや物足りないところであり、オリジナルのサービスが増えてくれればと思うところです。
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